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「望遠鏡の性能の半分はアイピースで決まります。
        最良のアイピース"テレビュー"を選んでください。」

…ジャック・マーリング(米国ルミコン社創設者)


 屈折望遠鏡、反射望遠鏡、シュミットニュートン、マクストフニュートンなど望遠鏡の形式を問わず、F値の小さな望遠鏡の場合、視野全体でシャープな像を結ぶにはすぐれたアイピースが必要です。テレビューアイピースは1本1本、テレビュー社のQCスタッフにより、視野全体のシャープネスがF4の光学系で検査されます。F値の小さな光学系をパスしたアイピースなら、よりF値の大きな望遠鏡で性能をフルに発揮できます。テレビューアイピースの役割は惑星や二重星の観測に必要な中心像のシャープネスを実現するだけではありません。広い視野周辺までシャープな像を快適なアイレリーフで楽しむことが大切な役割です。特許取得のテレビュープルーセルは、他社製プルーセルと比べ"より広い視野"かつ"よりシャープ"な像を結びます。さらに広い視野で高いシャープネスを期待するなら、見掛け視界50°のナグラーズーム3-6mmをはじめ、60°のラジアン、68°のパンオプティック、82°のナグラーです。市場には視野周辺までシャープネスを保つことのできないアイピースが数多くありますが、それなら「見掛け視界何度」という仕様をうたう意味はありません。最高の性能を実現するにはハイインデックスのランタンやフローライト系ガラスなど、厳選した材料が必要です。テレビュー社は、「いかに安く作る」ではなく、「いかにより良い製品を造るか」を念頭に、常に価値ある商品を提供できるようこころがけています。

アイピースの設計

アイピースはガラス材の種類と形状を交えた複数のレンズで構成され、貼り合せたレンズを「群」といいます。テレビューアイピースは、できるだけ広い実視界と長いアイレリーフを保ち、レンズおよび群の数を最小限に抑え、全視野で最もシャープな像を結ぶように設計されます。そこには、「縮尺で設計」したアイピースシリーズもあります。つまり、ある領域の焦点距離を実現するために、ある要素を「縮尺で設計」します。アイレリーフ、大きさ、重量は「縮尺で設計」しますが、像質や見掛け視界は一定です。たとえば、「縮尺で設計」したシリーズは、プルーセル、パンオプティック、ナグラータイプ5です。また、アイレリーフなどある特定の特性を定め、焦点距離ごとに個別に設計したシリーズもあります。大きさ、重量、レンズ枚数などは、シリーズごとにほとんど同じです。たとえば、ラジアンのアイレリーフは20mm、ナグラータイプ4なら約18mm、ナグラータイプ6なら12mmです。

テレビュー社は、テレビューアイピースがこの20年でほぼ理想的な域に達したことに満足しています。常に革新的な設計を採用し、ガラス材やコート技術が進化することで、数多くのユーザーに世界最高と評価されるアイピースを造ることができました。結果、製造中止になった「ワイドフィールド」、「オリジナルナグラー」、「ナグラータイプ2」など、市場価格より高値のつくコレクターズアイテムになった例も少なくありません。「バックヤード・アストロノマー・ガイド」には、「アル・ナグラーは、アマチュアの天文市場でだれよりも多くの革新的アイピースを世に出した」と評されています。実際、プルーセル、ワイドフィールド、パンオプティック、ラジアン、ナグラーなどのシリーズはすべてアル・ナグラーの特許をベースに設計されます。バロー、パワーメイト、パラコア(コマコレクター)などもオリジナルナグラーの設計がベースです。単なる流行や思いつきで設計した寄せ集めのアイピースとは一線を画すテレビューアイピースは、20年の歴史が作り上げた価値ある製品です。

アイピースの構造

すべてのテレビューアイピースには、コントラストを最大限に引き出すべく、全面マルチコート、レンズコバの散乱光防止塗装、遮光ネジが施されます。クロムメッキバレルには落下防止のアンダーカットが刻まれ、その先端にはフィルターの装着ネジが切られます。アイレンズ側の黒アルマイト塗装胴体にはラバーグリップリングが巻かれ持ちやすく、シリーズ名や焦点距離をひとめで識別できる刻印と、折り返しのできるラバーアイガードが施されます。ナグラータイプ4とラジアンのすべてには、理想的な目位置でクリックストップできる「インスタアジャスト」が組み込まれ、「瞳ガイドプレート」も装備されます。さらに、1 1/4"モデルのほとんどは使いやすさを配慮した同焦点に設計されています。

アイピースの製造と品質管理

テレビュー社が製造販売の独占権を持つテレビューアイピースは、今日では必ずしも製造コストが低くない日本と台湾で製造されます。高い製造品質と欠陥のない像質を実現するため、ニューヨーク本社のQCスタッフがすべてのアイピースを、テレビュー社特許の5インチ、F4「MPT」テスターで検査します。たとえば、日本製のアイピースもいったんニューヨーク本社でテストし、その後日本の販売拠点「テレビュー・ジャパン」に送ります。事実、ロットごとのアイピースの焦点距離が極めて一定なため、アイピースの出荷ロットに関係なく双眼装置で使用した際に左右のミスマッチが問題になることはありません。

アイピースの保証

テレビューアイピースはすべて5年間保証されます。また、保証期間を過ぎた後であっても現行モデルであるかぎり、レンズ交換を含め、いかなる修理や、クリーニングなどの有償サービスを受けることができます。さらに、中古市場で比較的高値で取引されることも、テレビューアイピースが価値ある製品であることの現われです。

アイピースの情報提供

アイピースの仕様や選び方などの情報はすべて本ホームページに掲載されていますが、常時お電話(03-5789-2631)でもご質問等を受け付けています。