● OIII (オースリー) フィルター
観望対象:
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UHC(ネビュスター)フィルター |
税込特価 |
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29,160円 (2インチ用) |
テレビュー社は、火星、木星、および土星をより高いコントラストで観察することができるバンドメイトフィルターを提供します。なぜ複合バンドパスフィルターが必要なのか? これまで、惑星フィルターの標準であった色素フィルターは、惑星の表面模様の色調を、補色と同色の関係できわだたせる効果がありました。たとえば、オレンジ(大陸)と濃緑(海)の模様を持つ火星を、オレンジ色のフィルターを通して見ると、同色のオレンジはより明るく、濃緑(オレンジの補色)はより暗く見え、表面模様のコントラストが強調されます。し かしながら、大きな欠点として、透過率が低く惑星像が暗くなること、惑星面がフィルターの色調に染まってしまうこと、がありました。 |
擬似画像 |
私たちはみな”ケーキを食べたらケーキを持っていることはできない(両方いいとこ取りはできない)”ことを知っていますが、少なくとも バンドメイト惑星フィルターによって、「おいしさ」を味わえます!
惑星フィルターは、基盤の両面に異なった誘電体コーティングを施した、デュアルバンドの干渉フィルターです。効果は、特に木星と土星の表面模様を、よりニュートラルな色バランスを維持したまま、詳細の見え味が向上します。
惑星フィルター |
税込特価 |
21,060円 (1 1/4インチ用) |
火星表面の模様をよりハイコントラストに観察するための眼視用フィルターです。タイプA、タイプBの2種類を用意しました。1 1/4インチアイピースのバレル先端にネジ込んで使います。
テレビュー火星フィルターの素材には、高倍率による観測でも像劣化の少ない均一性の高いBK7を採用。各フィルター面は安定した硬質のイオンビーム成膜コートが施されているため、温度や湿度の影響を被りません。透過率が高く、不要な波長をブロックする誘電体フィルターは、従来の色素フィルターと比較にならない圧倒的な高コントラストを実現しています。
緑と赤以外の波長を遮断するデュアルコートフィルター。火星の自然な色を損なうことなく、詳細を引き立たせます。違和感なくコントラストを高めたい方向きです。火星表面の色彩が濃く見えます。
火星フィルタータイプA |
税込特価 |
各17,280円 (1 1/4インチ用) |
2006年2月記:
現在弊社で取り扱っているフィルターは、ガラス基盤表面に直接蒸着することで干渉膜を形成させた製品です。ハードコートではありますが、その取り扱いによってはフィルター性能を劣化させてしまう場合もあり、清掃が必要な場合、とくに注意深く行わなければなりません。
清掃が必要な場合: 清掃が必要か否かは個人の判断による面が大きいと言えます。汚染に神経質すぎたり、無頓着すぎるのも考えものですが、ここでは、あえて「やや無頓着でいてください」と申し上げます。多少の埃や汚染ではフィルター性能に影響を与えることはありません。ほとんどの場合、ブロアで表面のダストを吹き飛ばすだけで充分です。ただし、以下に示す状態の場合、清掃することをおすすめします。
・顕著な指紋や唾液、液だれ痕などが付着している場合
→ 油脂など有機物の付着がカビの発生を誘発することがあります
→ 乾燥すると蒸着層に食い込んで除去不能になることがあります
(唾液に含まれるカルシウム分など)
・ブロアで除去できないドロ汚れなどが付着している場合
→ 鉱物質の微粒子がフィルター面を傷つけることがあります
・長年の使用で表面の光沢が鈍くなっている場合
→ 積年の汚染。定期的な清掃の基準サイクルです
以下、米国ルミコン社が「ディープスカイ」フィルターの最適な清掃方法について詳述したテキストを引用します。表面蒸着フィルターの清掃を行う際の参考にしてください。要は、如何なる場合でも「乾拭き(からぶき)」は絶対に行わないことです。
1) まず、手をきれいに洗います。
2) フィルター表面に付いている砂やホコリをブロアや圧縮エアーで慎重に吹き飛ばします。
3) フィルターの"押さえリング"にある切欠きを精密ドライバーで廻し、フィルターエレメントをフィルター枠から取り出します。
4) ティッシュペーパー(無臭性のもの、また液体などの添加物が含まれていないもの)を二つ折りにして 3)で取り出したフィルターをつかみます。
5) クリーニング液にはメタノール(メチルアルコール)を使います。容器のキャップを利用して少量だけ取り出します。メタノール以外のクリーニング液(水、液体洗剤など)は使わないで下さい。
6) 小さめに折りたたんだティッシュ片を持ち、その半分にごく少量のメタノールをしみ込ませます。ティッシュの湿った部分でフィルター表面をゆっくりと一度だけ拭います。決して力を加えないように。そうすることで、フィルター表面を傷つけることなく、ブロアでは除去できなかった特定の物質を取り除くことができます。
7) 新しいティッシュに持ち替え、6)を必要に応じて繰り返します。有機化合物除去には、フィルター面に付着したメタノールの残留水分と併せて必要ならば息を吹きかけて「くもり」を利用して拭き取ることもできます。その際、フィルター面に唾が飛ばないよう充分気をつけてください、沈着して乾いた炭酸カルシウム(唾液に含まれる)を取り除こうとすると、必ずフィルター(蒸着)面にダメージを与えてしまいます。
8)フィルターエレメントを慎重にフィルター枠に戻します。3)の工程を逆に行います。
なお、弊社ではフィルターの清掃を有償で承っております。